こんにちは、安在です!
時が経つのは早いものです。
僕が合志マンガミュージアムでマンガ教室を開催してもう3年目。
僕の地域おこし協力隊の任期も、今年いっぱいでおしまい。
そこで初期のマンガワークショップ企画を振り返ってみようかなーなんて。
今回は合志マンガミュージアム 2020年6月マンガワークショップ『マンガ・イラスト描き方講座』の紹介と振り返りをしつつ、記事を描いてみようかなと思います。
(イベント用に作成したチラシ。懐かしい!)
マンガミュージアムのページは下記リンクから
合志マンガミュージアム 2020年6月マンガワークショップのページ
13時30分から15時30分までの2時間構成。
参加者は5名。
定員が最大8名といつもより少ないのは、
コロナ禍による長期閉館から復活したばかりだったからです。
当初は密にならないよう、少人数でも成立するマンガイベントとして企画していました。
◆◆◆ この企画の内容 ◆◆◆
この企画は、安在作成のワークシートを使って
人物キャラクターの描き方を学べることをメインテーマに設定した教室になります。
『マンガ・イラスト描き方教室』とかな〜りざっくりとしたタイトルですが、
確かこれは参加者の要望に合わせて柔軟に指導内容を変えるようにしたくて、こうなったんだと思います。
なので、お絵描き以外にもマンガ関連の活動であれば交流やおしゃべりなんでもOKってイベントでした。
今振り返ってみると、何をするイベントなのか分かりにくいなぁ…笑
◆◆◆ 企画したきっかけ ◆◆◆
そもそも何故マンガワークショップをやろうと思ったのか、ですが…
2020年当時の合志マンガミュージアムには子ども向けイベントが少なかったからです。
なので、まずはマンガをテーマにした子ども向けイベントを開催しよう!と考えました。
しかし、コロナ禍による閉館からやっと復活したのに、
イベントを開催してクラスターを出してしまっては本末転倒……。
なので、企画の条件の一つに感染対策のしやすくて、
密になる状況がある程度コントロールしやすい小規模なイベントという方向性で模索してました。
その時に僕が目を付けたのが、前任の協力隊の方が開催したワークショップイベント。
僕が大学生の頃に合志マンガミュージアムワークショップのアシスタントのバイトを少しやってまして、
夏休みのデジタルイラストワークショップにめちゃくちゃ人が来てくれていたことを思い出しました。
マンガテーマでコロナ感染のリスクが低いイベントであること。
そして、子ども向けで小規模でも開催可能。人がある程度来てくれること。
お絵描きイベントは、今の僕が求めていた要素をほぼ持ち合わせていたイベント企画でした。
僕も崇城大学でマンガを学び、マンガの仕事などを学生時代に経験してたので、
講師を探す手間も省けるのも採用理由の一つでした。
(あと自分の実績にも繋がりやすいという利点もありました。これ内緒です笑)
どうせだったら描きたいものが描けるようになったら良いよねってことで、
絵が描けない子でも大丈夫なお絵描き教室イベントという形に落ち着きました。
当時のマンガ教室で使っていたワークシートを見ながら文章を書いてますが、
「そういえば、こんなことあったなぁ」と思い出すこともしばしば。
細かいところはメモして残してればよかったなぁ…と少し後悔。
◆◆◆ ワークシート導入 ◆◆◆
マンガの描き方を教えるイベントを、さぁやるぞ!とスタートするのですが、
言葉のみで描き方を教えるとなると、めちゃくちゃ難しい。
小学生向けのイベント。
もっといえば、小学1年生でも楽しむことのできる企画なので、
マンガの専門用語は基本使えない。
マンガの描き方を教える際に、視覚的情報は必須だと感じ、
そこで導入したのが、ワークシートなのです。
僕は元々緊張しがちで、緊張すると頭真っ白になるタイプの人間。
ワークシートを使ってみると、意外と台本の役割も果たしたりするので、
記憶が飛んだり、話すことがない時に使えるだと気づきました。
なんだかんだワークシートは便利です。
この6月の教室以降、ずっとワークシートを導入していってます笑
直接ワークシートに描きこんでも良いし、
なんだったらワークシートを持ち帰って、家で続きができる。
学びを持ち帰ることもできるので、
ワークシートを導入すると、良いことづくめなんだと感じました。
◆◆◆ 最初はめっちゃ簡単に ◆◆◆
活動内容の難しさは、テレビゲームを参考にしてました。
最初はめちゃくちゃ簡単なことをしていって、
だんだん難しくしていく構成。
そして、ボス(難しい内容)をクリアしたら、
今回の教室の目的でもある、人物キャラクターの描き方を
学ぶことができるというストーリーにしようとしてました。
なので、最初はめちゃくちゃ簡単に。
ほとんどの人が簡単って思えるような活動として
直線や曲線を引くことからスタートさせました。
当時使用していたワークシート
今、見てみるとめちゃくちゃ直線描かせてるな〜笑
やりすぎると、飽きられてしまいそうなので、
ワークシート1枚あたりの長さ等のさじ加減は大事かも。
そして、だんだんと難しくしていき、人物の顔。
んで、身体の描き方に移っていくと。
今、振り返ってみると、言葉足らずというか…
配慮が足りなかったかなーと感じます。
もうちょっと上手いワークシート作りができたよなぁ…と。
当時の僕は、これ以上簡単にできない!と思ってたはずなので、
これは成長した証拠なのだろうと、ポジティブに受け入れます笑
思えば、今こうしてマンガワークショップを開催できているのも、
マンガミュージアムのスタッフの皆さんの協力や
僕の通っていた崇城大学の小川先生、木下先生。
そして、何より指導の機会を提供してくださった
参加者の皆さんのおかげです。
この企画は僕だけの力では絶対に実現できませんでした。
もうじき僕はマンガミュージアムを卒業となりますが、
この経験はとても貴重で、卒業したとしても、
どこかでマンガの先生をやるのかも。多分ね。
安在 渉